1.塗るもの(素材・場所)に適した塗料を選びましょう。 |
塗料には使いみちや目的によって、様々な種類があります。あやまった使い方をすると、きれいに仕上がらなかったり、あとで下からサビが出たり、塗料がはがれたりします。容器の用途表示をよく読んで塗料を選びましょう。 |
2.塗料に適したうすめ液を使いましょう。 |
うすめ液は、塗料が濃すぎて塗りにくいときにうすめたり、ハケを洗うとき、また、塗りよごしを落とすために使います。塗料の種類によってうすめ液の種類が異なりますので、塗料の容器に表示してある正しいうすめ液を使いましょう。 |
3.用途に適した塗装用具を選びましょう。 |
ハケには塗料の種類によって、ペイントバケ・水性バケ・ニスバケの3種類があり、また、塗る場所に応じてズンドウバケ・平バケ・スジカイバケに分かれています。塗料や塗る場所に応じた塗装用具を使えば、仕上がりもきれいになり、作業能率もグンとよくなります。 |
4.天気の良い日に塗装しましょう。 |
雨の日や湿気の多い日に塗装すると、なかなか乾かないうえに表面が白く濁ったりすることがあります。また、冬などの気温が低いときは、乾かない場合があります。塗装はできるだけ天気の良い日を選び、冬は日中に塗るようにしましょう。 |
5.塗る場所は風通しを良くしましょう。 |
塗る場所は風通しを良くしてください。閉めきっておくと、乾燥しにくくなり、臭いがこもったりします。室内の塗装の場合は、特に換気に注意しましょう。 |
6.素地をよく整えましょう。 |
塗装の前には、塗るものを良く乾燥させ、表面の手入れを十分にしてください。よごれ・はがれた古い塗膜・サビ・油分・カビなどはきれいに落としておきましょう。そのまま塗ると、はがれたり、よごれがしみ出てきたりします。 |
7.マスキングテープを活用しましょう。 |
どんなに気をつけて塗っても、余分なところをつい塗りよごしてしまいます。塗料がついていけないところは、マスキングテープや新聞紙でおおいましょう。塗りよごしを気にせず、ハケを運ぶことができ、きれいに仕上がります。 |
8.塗料を使用する前には十分にかきまぜましょう。 |
容器の底に顔料が沈澱している場合があります。使用する前には棒などで容器の底までよくかきまぜて、色を均一にすることが大切です。スプレーに関しても、使用前に1〜2分よく振ってから使いましょう。 |
9.一度に厚く塗らないようにしましょう。 |
大部分の塗料は、一度に厚く塗ると表面だけが乾いて中が乾かない状態になります。これはチヂミ・シワ・ヒビ割れの原因になりますので、薄く、2〜3回塗り重ねるようにしましょう。 |
10.重ね塗りは、前の塗料がよく乾いてからにしましょう。 |
2〜3回の重ね塗りで仕上げる場合、前の塗料が十分に乾いてから塗り重ねてください。乾かないうちに塗ると、厚塗りをした場合と同じようなトラブルが起こることがあります。 |